先日、たまたま見かけたSNS投稿で、
「(クラシカルピラティスではない)私たちは小道具を使います」
という主旨のことが書かれていて驚きました。
クラシカルピラティスは日本であまりメジャーでないこともあり、誤解されやすいような気がしています。
クラシカルと言う言葉は古いものというニュアンスを含み、実際、ジョセフ・ピラティス(ピラティスを作った人)の死後、ニューヨークでピラティスを受け継いで育てたロマナ・クリザノウスカ(1923-2013)が確立したものです。でも、クラシカルピラティスのスタジオが、情報も内容も古いままでピラティスを教えているわけではありません。
先輩インストラクターの1人 Sonje Mayo(ソンへ・マヨ)も、あるインタビューの中で、ジョセフ・ピラティス氏自身が小道具を活用して、様々な体型の人に合わせたセッションを行っていた(ので、現代の私たちもどんどん使いましょうね!)と証言していたので、ピラティス氏の時代から小道具は使われていたと言えると思います。
ニューヨークにはクラシカルピラティスのスタジオが多くありますが、以下の小道具(”prop”=プロップと呼びます)は、クラシカルピラティスのスタジオ内に発見できると思います。
- マジックサークル
- セラバンド(レジスタンスバンド)
- 多様なサイズ・厚みのピロー
- 大中小サイズの様々なボール
- ダンベル
- フォームローラー
- ゴンドラ(というなが〜い棒)
- ヨガブロック
- タオル
- ブランケット

これらを使ったエクササイズに加えて、普段のエクササイズにさらに負荷を増したり、使用することで身体へのフィードバックを増やしたり、クライアントの方々のそれぞれのニーズに合わせて使っています。
これ以外だと、ユニークなところでは、風ぐるまを置いているところも多いです。これが、ジョー・ピラティス由来なのかはわからないのですが、呼吸の確認のために使うもので、「オリジナル」デザイン的なものもたまに見かけます。

ニューヨークがもう少し近かったら、みなさんにクラシカルのスタジオ体験もしていただけて楽しいのになぁ、と思いつつ、私なりに私の知っているニューヨークにあるピラティススタジオの景色を時々お伝えしていきたいと思います。
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ニューヨークでピラティスを🗽
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