先日、有名なピラティスのポッドキャストを聴いていたら、このフレーズが流れてきました。
意味は、「“イマイチなピラティス”でも、やらないよりはマシ」。
インストラクターとしては、一瞬、そんな乱暴な〜!と言いたくなる言葉なのですが、実はとても芯をついていると思います。
これは、言外に、隠れた「但し書き」を共有していてこそ成立する文章です。
つまり。
インストラクターが良くなくても(=“イマイチなピラティス”でも)、
- ピラティスのシステムに沿ったエクササイズを
- 決められた方法に従って行っている限り、
ピラティスの効果が出るのだ(=やらないよりはマシ)、と言うことです。
(*もちろん、身体の不具合がある場合など、例外があることは大前提です。)
それぞれの方のニーズに合わせた内容のプライベート・デュエットなどのセッションには、遠く及ばないのは当たり前。だけど・・・と言うことです。(逆にいうと、上記が守られていない場合は、no Pilatesの方が良い可能性があるかもしれません。)
時々、クラシカルピラティスって何ですか?と聞かれることがあり、私自身がニューヨークで学んできたピラティスそのもののことなので、なんと説明したら良いかわからなかったのですが。
おそらく、ここに一つのヒントがあると思います。
「最低でもある程度は、効果的なセッションができるように組み立てられているエクササイズ・システム」がピラティス。そのシステムとその背景にある哲学を伝えているのがクラシカルピラティスのあり方なのかなと。
そう考えると、クラシカルピラティスの定義は、少し広く考えても良いのかもしれませんし、多様なピラティス的なものが広がっている今、何がピラティスなのかという答えも出てくるように思います。
ちなみに、冒頭に紹介したポッドキャストは、ブロッサム・クロフォード(Blossom Crawford)がインタビューを受けている、All Things Pilates with Darien Goldの2024年8月13日のエピソードです。ご興味がある方はぜひお聞きになってみてください。(画像クリックでも
ニューヨークでピラティスを🗽
http://www.typilatesnyc.com
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