先日、クラシカルピラティスに言及した、とある方のSNS投稿で、
「(クラシカルピラティスではない)私たちは小道具を使います」
という主旨のことが書かれていて、びっくり。
うう。泣きますよ。泣いちゃいます。
だって、クラシカルピラティス、しょっちゅう、小道具を使いますから!(カタコトになっちゃう!)
なぜ、この投稿が気になったかというと、クラシカルピラティスが日本ではあまりメジャーではないこともあってか、誤解されやすいような気がしているからです。
クラシカルと言う言葉は古いものというニュアンスを含みますが、クラシカルピラティスのスタジオが、情報も内容も古いままに、勉強も改善もせずにピラティスを教えているわけではありません(当たり前ですけれど)。
ニューヨークにはクラシカルピラティスのスタジオが多くありますが、まず、以下の小道具(”prop”=プロップと呼びます)は、クラシカルピラティスのスタジオ内で、ほぼ確実に発見できると思ってもらってOKです。
- マジックサークル
- セラバンド(レジスタンスバンド)
- 多様なサイズ・厚みのピロー
- 大中小サイズの様々なボール
- ダンベル
- フォームローラー
- ゴンドラ(というなが〜い棒)
- ヨガブロック
- タオル
- ブランケット

これらを使ったエクササイズもあるし、普段のエクササイズにさらに負荷を増したり、使用することで身体へのフィードバックを増やしたり、クライアントの方々のそれぞれのニーズに合わせて使っています。
これ以外だと、ユニークなところでは、風ぐるまを置いているところも多いです。これが、ジョー・ピラティス由来なのか、エルダー由来なのか記憶が定かでは無いのですが、呼吸の確認のために使うもので、実は「オリジナル」デザインの風ぐるまと言うのも存在します(!)。

日本にも最近いらしていた、大先輩インストラクターの1人 Sonje Mayo(ソンへ・マヨ)も、以前インタビューの中で、ジョセフ・ピラティス自身が大いに道具を活用して、様々な体型の人に合わせたセッションを行っていた(ので、現代の私たちもどんどん使いましょうね!)と、証言していました。
これを聞いた時、逆にそんなに堅苦しく(=道具を使っていいのかな・・・?と)考える人もいるんだ!と思ったくらいでした。
ニューヨークがもう少し近かったら、みなさんにクラシカルのスタジオ体験もしていただけて楽しいのになぁ、と思いつつ、私なりにニューヨークの片隅から、クラシカルピラティスの「今」を、こうして時々お伝えしていきたいと思います。
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ニューヨークでピラティスを🗽
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