Your body, your life

NYのピラティス屋さんの呟き

2024-07-17

今日はピラティスにも関連するニューヨークらしいお土産と、ピラティスから学んだニューヨーク文化の話題です。

以前、アメブロでご紹介したこちらの絵本は、ニューヨークをAからZまでの単語で表現した可愛い1冊。子ども向けの絵本ながらちょっとひねりが効いていて、ニューヨーク好きの大人向けのお土産としてもおすすめです。どんなところがニューヨークらしいかは、投稿にて👇。(ちょっとネタバレすると、ピラティスも出てきますよ🌿)

https://ameblo.jp/typilatesnyc/entry-12712536723.html

ニューヨーク土産に?ちょっとエッジの効いた絵本『NYC ABCs』。

さてさて。

この絵本の「S」で引用されているのが、ちょっと珍しい「schlep」(シュレップ)という単語です。重いものを引きずるように運ぶ、というニュアンスで使われる言葉で、重たい食料品やちょっとした家具も歩きで運んじゃう街・NYらしい、日常会話で使われる言葉なのです。

なのですが。

実はこれ、英語じゃないんです。

英辞郎さん(お世話になっております🙇‍♀️)で調べても普通に出てくるので、私も知らなかったのですが、お客様がイディッシュ語の単語だと教えてくださいました。

イディッシュ語。

こちら、アシュケナージ系ユダヤ人の方々の使う言語。移民ユダヤ人の方々が使い伝えてきた、ドイツ語の影響を受けた言語で、使用人口は少ないのですが、ニューヨークはまとまった使用人口がいる数少ない都市とのこと。

それゆえに、単語の一部が街中で一般化し、英語の中で定着して使われるようになったようです。

演劇好きの方だったら、ニューヨークの一時代を描いた名作『Angels in America』で出てくるのをご存知かもしれませんが、それくらい、実はニューヨークの一部を彩っている言語・文化であるとも言えます🗽

先日、友達と話していた時にも「あ、それはイディッシュだよ」と言われた単語があったので、他にどんなものがあるんだろうと思って調べてみました。そうしたら、なんと!私が日常的にレッスンで使っている言葉の中にもイディッシュがありました💡

それは、「toches」。発音は「トゥシーズ」。

意味はズバリ、「お尻」!

股ではなく、腰でもなく、ザ・お尻🍑 です。

お尻=buttocks(バトックス)の置き換えで使うのですが、なぜなのだろう、少し丁寧な言い方として使われている気がします。buttocksだと教科書っぼい(?)、glutes(グルーツ、お尻の筋肉の名前)だと専門用語(で通じなかったりする)すぎる。

だから、愛称の呼び方でtoches🌹、みたいなニュアンス。

合ってるのかな?間違っていたらごめんなさいね 😆 でも、実際に、特に”ご婦人”向けに使っているような気がするんですよね。

この単語、私は完全にピラティスセッションで覚えた(そして使っている)単語なので、スペルなど知らないし、考えたこともなかったけど、だからこそ自分の中で、めっちゃ発見した感覚がありました。わーい😁

これもまた、ニッチでリアルなニューヨークな日常、ということで。こんなニューヨークの一面を知っていただくのも面白いかも?ということで、徒然ながらの話題でした。

チャンチャン。

ニューヨークでピラティスを🏙️
http://www.typilatesnyc.com

No comments on ニューヨークらしいお土産、からのイディッシュ語の出てくるニューヨークな日常のお話。

日本人インストラクターによるニューヨークのピラティススタジオ
日本人インストラクターによる
ニューヨークのピラティススタジオ
Newsletter
ニュースレター購読でどこよりも早く情報をお届けします
ニュースレター購読でどこよりも早く
情報をお届けします