先日、アート作品を作る方のInstagram投稿を読んでいたら、完成しても満足できない時に、どうしたら良いのか?という問いかけをなさっていました。
たくさんの返信コメントがついていたのですが、多くが「未完成で良いのだ」と言うもの。
アートを生業にしている人、書道家の人、建築家の人、デザイナーの人、各分野の学生さんたちなど。
それぞれの方が、それぞれの言葉で綴る「未完成」についての言葉を読んでいたら、ピラティスセッションにも共通するものがあるなと思い始めました。
それは、毎回のセッションが未完成だと言うこと。

実は、インストラクターとして駆け出しの頃は、自信を持って教えている先輩たちの姿が完璧なもの、ここで言うと、完成されたものに見えてしまって、すごく焦っていました。私も完璧なセッションをしなくてはいけないとどこかで思い込み、今日も完璧ではなかった、と凹む。
それが、次第に経験を積むに従って、完成したセッションなんてあり得ない、と思えるようになってきました。
そもそもセッションは、お客様がいて始まるものだから、自分だけで完成するわけもない。
未完成だからこそ、成長し続けられるわけだし、完成したと思っても、その先が必ずある。多少なりとも、教えることに誇りと自信を持てるようになってきたから、逆に、未完成を受け入れられるようになってきたのかもしれません。
そして、そう思えた、ここからが本当の学びの始まりな気がします。

これからも、未完成で、楽しく、活気のあるピラティスセッションを、お客様と一緒に作っていきたいと思います。楽しみです!
Tomoko Pilates NYC
ニューヨークでピラティスを
http://www.typilatesnyc.com
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