比較的親しみが少ないかもしれないピラティスのapparatus（器具）・Spine Corrector（スパイン・コレクター）。ずっと欲しかったこの子を、ご縁があり、ついに我が家に迎えました。自宅のapparatusとしては２つ目です。

ちなみに、ルーツとしては、ニューヨークのインストラクター仲間からの購入。非常に状態が良かったので、観に行ったスタジオで即決し、気合いでUpper Westから運んできました。クラシカルピラティス apparatusのメジャーなメーカー Pilates Designs社製です。

上に「気合いで」と書いたのは、見た目以上（？）に重いから。中は木でフレームが組まれています。何キロくらいあるんだろう？私の体感ですが、3〜40mくらい歩くと、「あれ、このまま運び続けられるかな・・・？」と疑い始めるくらいには重いです（笑）。

さて、このスパイン・コレクター、非常に優れものです。プロアスリートを多く教えていて、最近ワークショップを受けさせてもらったインストラクターは、最初に買うならスパインコレクターと明言しているほど。私も大好きなので、彼女のコメントに納得しかありません。

何が良いかというと、多様な体型に対応し、ピラティスの基本となる体幹の使い方が効率よく学べるのです。

インスタグラムに、使い方の一部を含むリールを載せたので参考にどうぞ。上から乗ったり、斜めに乗ったり、寄りかかったり、掴んでベースにしたりと、さまざまな使い方ができます。

ピラティスのapparatusは触れている部分からのフィードバックによって、身体自身が学びを深めていきます。スパイン・コレクターの、このヘンテコな形こそが、いろいろなエクササイズをさらに効果的にしてくれるのです。

ちなみに、スパイン・コレクターは「Barrel（バレル）」、つまり「樽」型 apparatusのラインアップの一つになります。Pilates apparatusの中でスプリングがついていないのがこのラインアップ。他に、ハシゴがついているLadder Barrel （ラダー・バレル）、半円のSmall Barrel（ミニバレル）などがあり、どれもスタジオセッションでよく使っています。

ジョセフ・ピラティスが考案したさまざまな器具、それぞれに面白みがあるので、自分でも、スタジオセッションでも、引き続き身体を通して深めていきたいと思います。楽しみです。

Pilates in NYC🗽
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