ニューヨークのスタジオからこんにちは。最近、新たにピラティスを始めていただく方が増えていて、とても嬉しいです。

来ていただく理由は色々で、仕事で猫背になりやすくて、身体を絞りたくて、お医者様から勧められた、などなど。

思い返してみると、初めてスタジオセッションに行くことになった時に私が悩んだことの一つは、何を着ていけば良いのかということ。

私の場合は産後明けで、久しぶりの運動だったこともあり、ピラティススタジオの画像検索をして、家にあるものを見繕った記憶があります。

そこで、初めてピラティスをされる方向けに、ピラティスの場合の「良い服装」について、インストラクターとしての考えを書いてみました。参考になれば嬉しいです。

ピラティスセッションでの服装　５つのヒント

1. グリップソックス🧦
2. ずり落ちないボトムス👖
3. 比較的すっきりしたトップス👕
4. “ジッパーなし” が望ましいです⛓️
5. 何よりも、心身ともに動きやすいこと🫶
   
   

1. 　グリップソックス🧦

ピラティスのインストラクターはスニーカーを履いていますが、お客様は靴は不要です。

靴下はスタジオによって要・不要が異なるので、個別に確認が必要がですが、インストラクターが手を触れることもあるし、ご本人も靴下がある方が、しっかり安定して動けると思います。

そして、靴下は裏にゴムの滑り止めがついたグリップソックスが◎。マシンで足をバーやペダルに乗せて動かしたり、乗り降りしたりする際の、怪我の防止になります。

日本のものも良いものがありますし、いろいろなブランドがあるので、お気に入りのものを探してみてください。

2.　ずり落ちないボトムス👖

ヨガやジムでのトレーニングには少ないけれど、ピラティスでは、背中で寝た状態で、脚を天井や斜めに向けて上げるエクササイズがたくさんあります。この時に、幅広系のパンツだとススッと脚の付け根に落ちてきて、脚がむき出しになります。

私も経験があって、別に脚が出ても問題はないと言えばないんですが、自分自身がやっぱり気になるし動きにくいですよね。

念のため、ご自宅にあるヨガパンツやトレーニング着などで代用できるかな？と思った時に、ちょっと気にしてみていただければと思います。

3.　比較的すっきりしたトップス👕

ニューヨークのスタジオや先生によっては、「体が見えるようにピッチリしたものを着てきなさい」と言われることがあります。

インストラクターとしては、タイトな服装の方が身体を見やすいので、可能であればぜひタイトなトップスが良いと思います。

ただ、初めて行く場所、特に大勢がいる場所だと、身体のラインが出るピタッとした服装で行くのは気が進まない場合もありますよね。

なので、特に指定されなくて、気が進まない場合は、比較的すっきりしたデザイン、くらいで良いのでは？と思います。

その方が、ご本人も動きやすいと思いますし、ピラティスはマシンやマットに寝たり、起き上がったり、向きを変えたりしながら動いていくので、余裕が多い服だと、引っかかりやすかったり、単純に動きづらかったりもします。

4. 　“ジッパーなし”が望ましいです⛓️

これは見落とされがちなことなのですが、例えば、ランニング用のエクササイズウェアなどには、小物を入れるための小さなポケットにジッパーがついていることがあります。

寝転んだりしても気にならないくらい小さなものが多いのですが、ピラティスではマシンやマットに横になって動いたり、向きを変えたりするので、金具はマット部分の表面を傷つけることがあるんです。

あるスタジオでは、ジッパーがついているウェアでいらした場合は、念のための応急処置でテープを貼ってカバーをお願いしていたりも。

なので、ジッパーがあるもの、金具などが表に出ているものは、スタジオセッションでは避けていただけるとありがたいです。

5.　何よりも、心身ともに動きやすいこと🫶

いろいろ書きましたが、初めてのセッションは気持ち良く過ごしていただくのが何より。

ピラティスセッションは、誰かに身体を評価される場所ではなく、自分なりにより良くしていくための場所。セッションはご自身のための時間です。

これまで書いた内容を参考にしていただきつつ、身体が動かしやすいのはもちろんですが、気持ち的にも変なプレッシャーを感じないで、ご自身が伸び伸びと動けると思う服装で来ていただけたらと思います。

ありのままの皆様で！お待ちしております👍

ニューヨークでピラティスを
Tomoko Pilates NYC
http://www.typilatesnyc.com