ニューヨークのスタジオでも産前・産後のお客様がたくさんピラティスにいらっしゃいます。私は、産前産後に特化はしていませんが、お一人目の産後からお二人目の産前産後を通じて教えてきたお客様や、産前の半年、産後のリカバリーを担当させていただいた方がいらっしゃいます。
実は、自分自身も産後に引っ越してきたニューヨークでピラティスに出会いました。
私の妊娠中の身体は、今振り返ってみるとボロボロでした。最後の2ヶ月ほどなど、日によっては腰痛で出歩くのが怖いほど。様子を見に来てくれたお友達を最寄駅に迎えに行けない日もありました。
出産後は、子どもの重さがなくなった分、腰痛は減ってきたのですが、そもそも体幹が弱かったので、姿勢は悪いまま。さらに、生後4ヶ月の子どもを連れてニューヨークに引っ越してきたので、心も張り詰めていたと思います。産後うつも間違いなくありました。
「何か自分のためになることをしないと、身体を動かさないと、まずい・・・」と思って、赤ちゃん連れで行けるエクササイズ教室などを探して行き始めたのが、渡米2ヶ月目くらい。その中の一つが、ヨガとピラティスを一緒にやっているスタジオでの産後ピラティスクラスでした。それが私の心身に合っていました。

1時間のセッションが終わると、身体は伸び伸びしているし、汗もかいていて、知らず知らずのうちに心もスッキリ明るくなっている。
これは続けるしかない・・・と近所のスタジオを探して出会ったのが、今も勤務しているブルックリンのスタジオです。
産後だったからこそ「傷んだ身体を回復させなくちゃ」という気持ちになり、結果的にピラティスとも出会えたのだから、辛かった甲斐がありました(笑)。ピラティスを始めてから身体がみるみる回復していき、気持ちも明るくなり、自分に対しても前向きになることができました。
産前・産後に大事なことで、ピラティスセッションでも意識することとしては、
1)妊娠中の母体を支える体幹を鍛えること、
2)出産後の身体の回復を早める基盤を作ること、
3)日に日に重くなっていく子どものケアを元気にできる身体づくりをすること、
が主なところ。また自分の経験から、良い汗をかいて、自分で身体をコントロールすることで、気持ちが前向きになるということも、産前・産後を乗り切る、大事な要素だと思っています!
ピラティスをするにしても、他の運動をするにしても、このあたりが大事なんだな〜と、少し意識してみていただけたらと思います。
妊娠・出産に際してのピラティスは、お医者様から運動許可が出ていることが必須です。ピラティスを取り入れたいという方がいらしたら、お気軽にご相談ください。
Tomoko Pilates NYC(スタジオ・オンライン)
http://www.typilatesnyc.com
No comments on 産後にピラティスを始めた1人として:産前産後セッションで意識すること。