Your body, your life

NYのピラティス屋さんの呟き

2024-10-18

10月の旅はShenandoah National Parkでした。

Shenandoahは「シェナンドア」と読みます。そのまんまと言えばそのまんまなのですが、うちの夫がいつも「シェナンドー」と間違えているので、念の為(笑)。

 

ニューヨークから最も近い国立公園の一つで、ワシントンD.C.から車で1時間くらいのところにあります。国立公園なのに、その日だけ訪れたらしい家族連れもかなり多いようで、ほとんどが地元VirginiaまたはD.C.のある Marylandのナンバープレートでした。

ちなみに、このエリアが国立公園化した経緯も知っておくと良いと思います。

アメリカ東部にも国立公園を作りたい、と考えた人が、D.C.から割と近く、働き詰めの多くの「都会の人たち」が自然の恩恵を受けられるところに作ろう!と、当時の大統領フーバーに持ちかけ、彼も別荘的な感覚で気に入ったため、承認されたというもの。すでに人が住んでいた山々を買収して作っていったので、望まない形で排除された人々の哀しい歴史の上に立っている国立公園でもあります(*アメリカ国立公園はどれも、ネイティブ・アメリカンの方々の犠牲の上に成り立っているのですが)。また、キャンプ地としても有名ですが、過去には黒人の方を別のキャンプ地に集約していた歴史も。

 

でも、このような経緯・過去をきちんと展示しているアメリカは立派だと思います。

   

私たちの滞在は紅葉の始まりに当たったので、とても綺麗でした。私たちがこれまで行ってきたアメリカ西部の国立公園とは全く違っていて、山を抜ける稜線沿いを走り抜ける「スカイライン」と、その左右の山に広がるハイキングが有名。山・秋・紅葉、なので、どことなく、日本の秋の紅葉旅を彷彿とさせて、妙な安心感というか、親近感があります。

もう一つ有名なのは、全長3,499KMのアパラチアン・トレイルの一部にあること。アパラチアン・トレイルというのは、南部にあるジョージア州から最北東にあるメイン州まで、計13州を通って続く長い徒歩のルートです。これを踏破、または走破することを目標にしている人たちがたくさんいます。

⚫︎Wikipedia(日本語):https://shorturl.at/oizzF

  

日本だと、感覚的には、四国のお遍路さんの感覚に近いかも。ただ、自然の山の中を歩くのが大きな違い。何ヶ月もかけて歩きたい人もいるし、毎回少しずつ歩いて、一生のうちに全ルートを歩きたい、という人もいます。

私たちも、アパラチアン・トレイルを含むいくつかのハイキングを楽しみました。

 

トレイル・ハイキングをする度に思うのは、足腰の健康、そしてバランス感覚の大切さ。足が接地する面が凸凹だったり、段差や坂になっていたりするところを、長く歩き続けるには、足首・膝・腰回りなどが安定して使えることが大事です。でも、歳を重ねるにつれ、うまく鍛えていかないと弱ってくるところでもあります。

トレイル・ハイキングまではしないよ〜という方も多いと思いますが、街中を歩く時も同じです。トレイルでは、気づきやすい、というだけで、似たようなリスクはどこにでもあります。

今回のシェナンドアのハイキング・ルートは、短い・簡単とされているものでも、実際は十分に勾配がキツかったりして、なかなか良い運動になりました。でも、気持ち良かった!

 


 

ニューヨークからは車で5時間ほどです。とにかく縦にめちゃくちゃ長い国立公園なのでご留意を。そして、星がよく見えて有名なところでもあります。夏の夜は、2日に1回、星を眺めるガイド付きのワークショップもあるので、これはもう、全人類におすすめです。

⚫︎Shenandoah National Park Stargazing: https://www.nps.gov/thingstodo/stargaze-in-shenandoah.htm

ロジ的なところでは、私たちはキャンプグラウンドを早めに予約して、キャンプ泊でした。人気のキャンプ地ですが、初心者にも優しい施設が整っています。ご参考まで。

ニューヨークでピラティスを🗽
http://www.typilatesnyc.com

Categories: Tomoko's note / 旅の記録

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日本人インストラクターによるニューヨークのピラティススタジオ
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