昨日、近所の友だちと会って、マッサージ屋さんの話になりました。すぐ近くにある同じ店に行っていると知って、驚く彼女。

「いつも運動しているのにマッサージ行くの？」

行きますとも！

この会話をブログにメモしておこうと思ったのは、私が時々、ピラティス（or 何かしらの運動）をすべきか、マッサージを受けるべきか、というご質問を受けるから。

多くの場合、「肩こりで頭痛が・・・」とか「腰痛が良くならなくて」とか、何かその時の問題に悩んでいて、問題解決のために、何をすれば効果的なのか、と考えてご質問くださいます。その気持ちは、すごくよくわかります。

でも、この質問への答えへのたった一つの正解は、残念ながらありません。

その方の体や問題の深刻度、普段の運動状況などによって答えが変わるというのが最大の理由ですが、この2つがあまりに違うもの過ぎるという点も大きな理由です。

私がマッサージに行くのは、体が凝っていてほぐしたいと思う時。例えば、うまく眠れなくて体がこわばってしまって、ストレッチをしても効果が限られている感じがする場合などです。

基本は、体が疲れている、運動する元気がないという場合に行きます。

人に触れてケアしてもらうがゆえの、リラックス効果も見逃せないですよね（だからこそ、気に入ったところを見つけたい！）。

対して、ピラティスは運動ですので、当然ですが、ご自身で自分の体を動かしていただきます。ご自身の姿勢や体の癖に気づきを持っていただきながら、体幹を中心とした体づくりをしていくのがメイン。

ご本人が気になっている「問題」に対しては、その原因となる筋肉や体の部分を注意深く見て、必要に応じたアプローチをしますが、インストラクターの役割は、あくまでもお客様自身の「動き方」を、より質の良いものにすること。日常生活や趣味などに必要な体の強さ・しなやかさを持てるよう、継続的なセッションを通じて、一緒に体を育てるお手伝いをしていくことにあります。

だから、「今」この瞬間に問題を少しでも解消するのには、もしかしたらピラティスではないものの方が適しているかもしれない、と思う場面は多々あります。

でもそれと同じくらい、ピラティスを通じて、その問題の原因の側に迫り、根本的な解決に繋げられる可能性があるのでは？と思うことも、多々あるのです。

ですので、それぞれの良さを活かして、生活に取り入れていただけたらなと思います。

尚、続けていただくことが大切な運動であるピラティスですが、1回ごとでも、爽快感、達成感を感じる＝ポジティブなリラックス効果も得てもらえたらと思っています。体は疲れつつ、笑顔で終わっていただける。そんなセッションでありたいです。

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