Your body, your life

NYのピラティス屋さんの呟き

2025-04-18

「ピラティスって、体幹を鍛える運動の一種でしょう?」

そうシンプルに見えて、実はピラティスはとても体系的で知的なメソッドです。創始者であるジョセフ・ピラティスは、このメソッドを Contrology(コントロロジー) と呼びました。

“コントロールする科学/学問” という意味です。

Studio14
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今日は、ピラティスの原則として紹介されることの多い、6つの原則(Six Principles of Pilates) についてご紹介します。これは実はジョセフ・ピラティス本人が明文化したものではありません。でも、ピラティス氏自身が書いた本の中で重要視されているもので、それを後の弟子・継承者の人たちがまとめたと言われています。

ピラティスの哲学を感じていただけるものなので、ご紹介していきたいと思います。

1. 集中(Concentration)

ピラティスでは「ただ回数をこなす」ことはしません。

身体のどの部分を使っているのか、どの方向に伸びているのかなど、常に意識を向け続けます。集中がなければ、ピラティスはただの体操になってしまいます。

また、身体と心が共に動くことで、終わった時にすっきりとした気持ちにもなり、心が高揚します。ピラティスが、Body, Mind and Spiritに働きかける、と言われる所以でもあります。

2. コントロール(Control)

先述した「Contrology」の名前の通り、動きがすべてコントロールされていることが大切です。勢いや反動に頼らず、「できる範囲」で「丁寧に」動く。

自分の身体に操られるのではなく、自分が身体を操る。

動き自体のことを言っているように見えて、ピラティスの考え方、哲学、はたまた人生へのアプローチのようにも感じられる原則です。

3. センター(Centering)

ピラティスでは身体の中心、いわゆる「コア」から動いていきます。でも、これは単純に腹筋を鍛える、という意味ではありません。

中心を鍛えて安定することによって、そこから遠い手や足も安定して動かせるようになります。

また、頭の先からかかとに抜ける中心線も意識できるものの一つ。縦の長いラインを意識することで縮こまった身体を楽に伸ばしてあげることができます。

色々な「コア」がピラティスには詰まっているんです。

4. 流れ(Flow)

動きは途切れず、なめらかに。

ピラティスは、ポーズを取るのではなく、常に動いていきます。

最初は一つのエクササイズを数回続けて。慣れてきたら、複数のエクササイズを続けて行っていくことで、身体がひずみなく動く感覚を持つことができますし、運動の強度も上げていくことができます。

年齢を重ねても美しく動ける身体は、この「流れ」を持っています。

5. 正確性(Precision)

「だいたい」ではなく「正確に」。

足の位置や手首の向き、左右の骨盤のバランスや骨盤の向きなど、細かいところまで注意して動くと、動きの質が変わり、効果が変わってきます。

身体はパターン化された動きを覚えていってくれるので、少ない回数でも正確に行っていくことが重要。

質が量に勝る、という考え方のピラティスの哲学が現れているところです。

6. 呼吸(Breathing)

呼吸はピラティス、そしてあらゆるエクササイズのエンジンです。

ピラティスでは、呼吸が指示されているエクササイズと指示されていないものがあるため、時々誤解を受けますが、ジョセフ・ピラティスは呼吸をとても重視していました。

実際、彼の遺した言葉の中に、呼吸に関するものがたくさんあります。例えば・・・

Breathing is the first act of life and the last. Our very life depends on it. Since we cannot live without breathing it is tragically deplorable to contemplate the millions and millions who have never mastered the art of correct breathing.

呼吸は生まれて最初に行うことであり、人生の最後に行うことでもある。呼吸なしに生きることはできないのに、正しい呼吸法を身につけていない人がなんと多いことか、嘆かわしい限りである。

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これらの原則はバラバラではなく、独立しているようでいてすべてがつながっています。

集中するから正確になる。呼吸があるから流れが生まれる。中心があるからコントロールできる。

ピラティスには「動きの哲学」がある、と言えるかなと思うのは、こうしたところです。

もしあなたが、

✔ 年齢を重ねても自分の脚で歩きたい

✔ 姿勢を整えたい

✔ 心と身体を同時に鍛えたい

そう思うなら、この6つの原則を意識してみてください。

マットの上だけでなく、日常生活そのものがピラティスになってくれるかもしれません。

ニューヨークでピラティスを🗽
http://www.typilatesnyc.com

どなたもが自宅でできるピラティスガイドを作成中。お楽しみに✨

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日本人インストラクターによるニューヨークのピラティススタジオ
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