「ボルダリングに行ってきたから、いつもと違う筋肉痛なの」という会話から始まった、日曜日、ブルックリンでのセッション。
ボルダリングの楽しさを語り合ううちに、ピラティスと通じるところがありすぎる・・・と思い立ちました。

相性が良いと思った一つ目は、やはり体幹の重要さ。ボルダリングに限らずどのスポーツでも(日常生活でも!)体幹が安定していることは重要ですが、特に不安定な状況に身体を置いて動いていくボルダリングにとって、バランスを取りながら次の動きを見つけるために、体幹の安定は必須ですよね。体幹を強化するピラティスが活きそうだなぁと最も思う点です。
二つ目は、ボルダリングで中心から遠くへ「リーチ」するところ。ボルダリングは、不安定な体勢から、いかに遠くに腕と脚を安定して伸ばして進んでいくかが問われますが、ピラティスのエクササイズでもこれを意識したものがたくさんあります。身体の中心が安定していて、アライメント(身体全体の繋がり・整合性)が取れていると、より遠くに、より自由に腕や脚を伸ばすことができるので、体幹を安定させて腕や脚に負荷をかけて動くエクササイズがいくつもあるんです。ボルダリングで必要な「あと少し」のリーチを強化するのに必要な要素が、ピラティスには直接的に含まれているなと思います。
そして3つ目は、動き一つひとつを考えながら動く点。ピラティスの6原則の中には「正確さ」や「コントロール」が含まれていて、闇雲にではなく、回数は少ない中で正確に自分の身体の位置や方向性を考えながら動き続けていきます。ボルダリングをする自分を思い返すと、「あのホールド、届くかな?」とか、「この角度に行くとしたら脚はどちらが良さそう?」という自問自答を繰り返しながら、空間の中での自分を把握しつつ動いていくので、これが体感としてピラティスをしている時の感覚に似ています。
更に言うと、ボルダリングでは、壁と手足が触れるホールドと、自分の身体の関係性の中で動いていきますよね。ピラティスも、身体の一部を床(マット)やマシンにつけた状態で行うエクササイズがほとんど。触れているところと身体の関係性を利用しながら動いていくので、心身で自分の身体を感じながら動きの質を高めていく、と言うのかな?この点も、パッとはわからないけれど、面白い共通点だなと思います。
なお、私のボルダリング経験は、20年くらい前に週2〜3回ボルダリングに通っていて、そこから最近、子どもとまた時々行っています。だいぶ、ご無沙汰していましたが、やっぱりやると楽しい!
とは言え、そこそこブランクがありましたので、詳しい方がいらしたら、ぜひ感想をお聞きしてみたいです☺️
ニューヨークでピラティスを🗽
http://www.typilatesnyc.com
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