Your body, your life

NYのピラティス屋さんの呟き

2024-09-04

在ニューヨーク通算12年余り、ようやく同じ州内にあるナイアガラの滝に行ってきました。

なぜこんなに時間がかかったかというと、最大の理由は、遠いから。今回、車で行ってみたのですが、休憩を2回入れたとはいえ、10時間以上かかりました・・・遠かった・・・!

ナイアガラの滝は、アメリカの国立公園には指定されておらず、州の管理になっています。正直、画像では散々見てきたので、初見では「なるほど大きいなぁ」と言う印象だったのですが、滝に近づく観光船、Maide of the Mist(霧の乙女)号体験が凄まじかった!

名前の通りの「ミスト」程度の水浴びを想定していったのが、大きな間違い。朝から小雨の降る天気だったせいもあり、水量がマシマシになったナイアガラの滝水を暴風雨にさらされたかのように全身に浴び、ポンチョがびっしょりになりました(*長ズボンは厳禁、すぐ乾くサンダル推奨)。船のレールに掴まっていないと振り落とされそうな勢い。

でも、そのおかげで大自然の凄さを感じられたと思います。見るだけではわからない、体感した水量!これぞ北米最大の滝!

ニューヨーク州の1/4の電力はここナイアガラで作られているのだそうですよ。

この観光船はちょっとお高いし、観光客向け!なセッティングではありますが、乗船する価値があると思いました。これゆえに、当たり前すぎてちょっとおバカに見えるタイトルのブログを投稿する羽目になりましたので、それくらいインパクトがあります。

尚、滝の景色がさらに良いカナダ側へは次の日に橋を渡って景色を楽しみ(Rainbow Bridgeの途中に国境線があります)、入国せずにそのまま歩いて戻ってきました(それでも、アメリカ側での入国手続きが必要です)。

なお、ナイアガラ町での滞在で、正解だったことを二つ。

一つ目は、1泊目をナイアガラの滝に歩いて行けるホテルに泊まったこと。チェックアウトした日も終日車を停めておけたので、観光は基本は徒歩で、必要な時は気軽に車を出し入れして観光できました。

もう一つは、朝イチで Niagara Falls Visitor Center に行ったこと。パーク内のWelcome CenterよりもVisitor Centerの方が情報収集・整理にがしやすいです。Visitor Centerの方で見るべきポイントを整理したり、疑問を解消したりして、その後にWelcome Centerでチケット購入・トイレや売店等利用、がおすすめ。子どもが参加できるJunior Park Ranger ProgramのバッジもVisitor Centerのみでもらえました。

残りの滞在時間では、Goat Islandという滝近くにある島に歩いて行ったり。あとは、車で5分くらい北上したところにある、奴隷制度の歴史の一部であるUnderground Railloadに関する小さな歴史博物館にも行きました。

Niagara Falls Underground Railroad Heritage Center:
https://www.niagarafallsundergroundrailroad.org/

これは、アメリカでは社会科で習うのでみんな知っているものなのですが、日本だとあまり知られていないと思います。奴隷の方々が南部から逃げるために通ったルートを歴史的に「Underground Railload」と呼んでいるもので、実在する鉄道ではありません。

ナイアガラの街はカナダに逃げて自由を得るルート上で、アメリカ側の最後の街の一つ。歴史上、重要な役割を果たしたところとして、実際の奴隷の方々や逃がす支援をした人々の物語がいくつも綴られていました。小さいながら充実した展示でした。

歴史に関心がある方には、おすすめの博物館です。

それから、NY州立大学もある街・バッファローで、変わり種のホテルに泊まったのも面白かったです。

The Richardson Hotel in Buffalo: www.therichardsonhotelbuffalo.com

長年、精神疾患を持つ方々のasylumとして使われていたこの建物、セントラルパークなどをデザインをした造園家 F. Olmsted が敷地を設計しています。国が保存建築物に指定していたものの、長年放置されていたのを、2019年についにリノベして一部をホテルとして開業しました。

ホテル自体も天井が高かったり、幾つもの建物が回廊で繋がっていたりと、構造的にもとてもユニーク。建物内にギャラリーがあり、バッファローという街の歴史や、地域を巻き込んだ歴史的建造物の再生のあり方、米国の精神疾患の治療アプローチの歴史の一端を学ぶ機会にもなりました。

夜はもちろん、バッファローウイング発祥のAnchor Barへ。期待以上に、ちゃんと美味しかった。腹ごなしで歩いたバッファローの川べり&夕焼けもなかなか良かったです。

帰り道は、途中のペンシルバニア州の州立公園でキャンプ。初めてサラマンダー(山椒魚)を見て、そのかわいさにちょっと感動したり(頭の中のイメージは Frozen!です)

夏のふらり旅、色々な方向性で自然と歴史を体験できました。いつも思うことだけど、健康で、楽しく旅がし続けられますように。

あと数日で、新学期も始まります。秋も引き続きよろしくお願いいたします。

ニューヨークでピラティスを🗽
http://www.typilatesnyc.com

Categories: Tomoko's note / 旅の記録

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日本人インストラクターによるニューヨークのピラティススタジオ
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