Your body, your life

NYのピラティス屋さんの呟き

2025-01-17

クエスチョン。Question。質問する。

誰でも知っているこの単語、とあるSNSでどなたかが、実はquestionの語源はquest(クエスト=探求する・冒険する)なんですよ、と書いていらっしゃいました。

気になって調べたところ、正確には、questionとquestに共通する「ques」の部分に、ラテン語で「探す(seek/look for)」という意味があるのだそうです。

昨今、ChatGPTで、Googleさんで、簡単に答えが見つかる時代ですが、質問することは、答えを「得る」のではなく「探す」なんですね。

これで思い出すのが、なかなかそのものスバリの答えをくれない、インストラクターの大先輩たちのこと。

学び初めの頃は、すっきりとした答えがもらえないことに悩んだこともありましたが、質問するということそれ自体が探究することなのだと思えば、そんなに簡単に答えが得られるはずはない。逆に、自分で質問の意図を考え直したり、その受け答えで得た情報を深掘りしたりして、結果的に、より複合的な気づきに繋がってきたと思います。

 

もっと言うと、ピラティス自体もこれと少し似ています。

身体や心身の状態に同じものは一つもないし、これが正解!というものは、人によって違います。

ピラティスが面白いのは、体系化されたエクササイズを行なっていく中で、それぞれの方が、ご自身の身体のあり方や状態、癖、心身の状態に向き合っていくところ。

エクササイズを通じて、身体に問いかけをして、その身体でご自身なりの答えを探していただく。

セッションでせっかくご一緒できているわけですから、どんどん質問していただいて、ご自身で探究していただいて、私もどこかから聞いてきた正解を伝えるのではなく、それぞれの方の答えを探すきっかけになるような時間をご提供できていたらいいなと思います。

私も質問いただくことで、教えるための学びになります❤️

お互いに、たくさんの疑問・質問を持ちながら、心で、身体で、探し続けていきましょう。

ニューヨークでピラティスを🗽
http://www.typilatesnyc.com

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日本人インストラクターによるニューヨークのピラティススタジオ
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