バレンタインデー直前に、ブルックリンにある子どもの学校で、学年全員参加のミュージカルの発表がありました。
タイトルは「Building our castle of love」。

毎年少しずつ内容を変えて、この学校の4年生がクラスごとに練習して、最後に発表会を行うもの。ミュージカルなんてうまくできるのかな?と思っていましたが、みんな堂々としていて、観客の親たちも泣いたり笑ったりしながら大歓声を浴びせました。
私はボランティアでリハーサルに何度も通ったのですが、練習中の先生たちの子どもたちへの対応が素晴らしい。集中できていなくても、言われた通りにやらなくても、怒らず励まし続ける。
指導の仕方が、「身体の中から湧き上がってくる気持ちに合わせて動こう」とか「xxという場面だから、そこに立っている人はどんな気持ちだと思う?」とか、舞台としての見ばえではなく、表現することを優先している。
「xxしなさい」とか「間違えないように練習しよう」ではない。これこそ教育の一環としての発表会だなぁ〜と感じさせてくれていました。
唯一怒ったのは、前日休んでいた子どもがわかっていない動きを、周囲の子がちょっと責めるような言い方で注意した時だけ。それも怒鳴るような言い方ではなく、「みんなどうしちゃったの?おかしいでしょ?」という言い方。
見習わなくては・・・!😌
そして今週開催された本番でも、先生方のメッセージが素晴らしかった。
リハーサルの最後に、「今この世界では、あなたたちの年まで生きられない子どもたちもたくさんいるし、声をあげても聞いてもらえない子どもたちもたくさんいる。でも、あなたたちは聞いてもらえる。だから一生懸命届けよう」と。
わずか20分強の舞台(✖️2クラス)なんだけど、ソロを歌う子がいたり、フリーダンスを踊る子がいたり、ピアノを弾く子、ドラムを担当する子、コメディな台詞回しをする子、などなど。それぞれの子どもたちの個性が爆発していました。しかも、音楽も先生方による生バンドで、ギター、ベース、ドラムス、ウクレレ&バンジョー、ピアノの5人編成。リハから何度も参加してくださっていて、なんて贅沢なんだ〜。
リハを担当したクラスのTシャツを買っちゃいました(自分の子どもとは色違い🎵)。

本当に豊かな良い時間でした。こんな時代だから、特にニューヨークから愛を叫ぶ必要があると、勇敢な先生たちと子どもたちに教えてもらいました。
ニューヨークでピラティスを🗽
http://www.typilatesnyc.com
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